検査科

詳しい内容につきましては、診療科のご案内 臨床検査科 のページをご覧ください。

【採血業務】
当院検査部では外来患者さんの検査採血を、40年以上前より行っています。一般病棟の採血も2007年4月よりはじめました。検査技師による採血は臨床検査の精度管理の出発点と考え血液の凝固、溶血、採血量の過不足など採血時のトラブルを防止することに留意しております。
【一般検査】
一般検査は主に尿・糞便を検査します。尿検査では、腎臓、膀胱の病気や、糖尿病などの疾患を見つけることが出来ます。糞便では消化器系からの出血の有無を検査しています。他に脳炎や髄膜炎などの診断のための髄液検査、胸水・腹水・関節液などの体腔液の性状や、そこに含まれている細胞を調べる穿刺液検査を行っています。
【血液検査】
血液検査は静脈血の赤血球、白血球、血小板などの血球成分を検査します。貧血、白血病の診断等に欠かすことのできない検査になります。また、血液の止血作用を調べる凝固機能検査も行っています。
【生化学検査】
肝臓機能、腎臓機能、血糖やコレステロール、いわゆる皆様がお考えの血液検査を行っている分野です。血液を遠心分離器にかけて、有形成分(赤血液、白血液、血小板など)と無形成分(血清)とに分離し、血清中の物質を化学的な手法を用いて検査していることから「生化学検査」と呼んでいます。
【血清検査】
血清検査では血清成分を用いて測定します。主にB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスをはじめとする感染症の検査を行い、感染が疑われる時は他の検査を用い精査します。
その他、一般的に腫瘍マーカーと呼ばれるがん診断の補助検査も行っています。がん検診をはじめ、がん治療・再発・転移などに役立てています。
【微生物検査】
肺炎や膀胱炎、食中毒や敗血症などの感染症の時、原因となる病原菌を見つけます。喀痰、尿、糞便や血液などの検体から細菌を増やし(培養)、原因菌を特定し(同定)、その菌に効く抗菌薬を調べ(感受性試験)、感染症の治療に役立てています。
その他に、ノロウイルス検査、抗生物質が効かない耐性菌の検査、いまだに発生する結核の検査なども行っています。
【輸血検査】
その名の通り、輸血をするにあたって必要な検査です。血液型を調べ、どの血液製剤が適合するかを検査します。
またそれらの発注・管理等も行っています。
輸血後のフォローとして血液を介して感染する感染症を検査し、万が一感染した場合は「生物由来製品感染等被害救済制度」の適応が受けられるよう管理しています。
【生理検査】
体の生理的反応や機能を直接患者さんに接して調べます。患者さんの協力が絶対に必要な検査のためコミュニケーションをとりながら、安心して検査を受けてもらえるよう日々努力しています。
〈検査の種類〉
心電図(安静時心電図、ホルター心電図、運動負荷心電図、リードマイハート)、超音波検査(心臓、頚動脈、下肢動静脈、腹部、乳腺、甲状腺、リンパ節、整形分野表在臓器等)、脳波検査、呼吸機能検査、眼底写真、筋電図、聴力検査、平衡機能検査(重心動揺検査)
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