臨床工学科

医療機器の進歩に伴い医療機器の高度化複雑化が進む中、臨床工学技士の活躍が期待されるようになりました。その中で2017年4月に当科は設立されました。現在臨床工学技士13名からなる組織です。若者が多く、元気いっぱいです!

各技士は各部門に分かれて仕事をしております。
各部門とは医療機器保守管理室、透析室、内視鏡室、手術室になります。
それぞれの部門にて、生命維持管理装置の操作および保守点検を行っており、保守点検をすることにより機器側から医療の質を高める事に貢献しています。

各部門での仕事を紹介します

医療機器保守管理室

様々な分野で使用される医療機器の性能が維持できるよう保守・点検計画を立て実行し、安全性確保と有効性維持に貢献しています。また職員への医療機器の使用説明会を行い、医療事故防止に努めています。院内で修理できそうなものは対処しております。
病院側からメーカーへのお願いやメーカー側から新商品の紹介など、病院とメーカーとの窓口になり円滑に事が運ぶよう努めるのも仕事のひとつです。
医療機器保守管理室

透析室

水質管理、透析液の作成、透析装置の操作と点検、治療のための穿刺、血液データからダイアライザーの選定、治療方針立案を患者・医師・看護師と共に行っております。
透析室

内視鏡室

患者さんの検査準備・処置室への誘導、スコープの予備洗浄、医師が患者さんへの処置を行う場合の介助などを行っております。透視下で行うERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)にも関わっております。

手術室(血管造影撮影室)

心臓カテーテル検査、ペースメーカー業務、自己血回収装置の操作等、手術によって使用される機器の事前の準備点検管理を行います。緊急時にはIABP(大動脈バルーンパンピング:心機能を補助する圧補助循環装置)やPCPS(経皮的心肺補助装置)の操作も行います。また必要時は手術に携わり、臨床工学技士の視点から、それぞれの手術をサポートしております。
手術室

 

※臨床工学技士とは

1987年に制定された国家資格です。
医学と工学の両面を兼ね備え、医療職唯一の保守点検を生業とする大変ユニークで面白い現在注目されている職業です。

公益社団法人 日本臨床工学技士会のHPは こちら 👈

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