院長 ご挨拶

 戦時中、飯田に疎開していた岸田國士が飯田の町に詩を寄せて、「美しき町 粛然として古城の如く丘に立つ町」と表していますが、当院は風越山のふもと、南東には天竜川や南アルプスをみはるかす飯田市街地の一角にあります。
 明治36年の開院以来、「仁の心」という病院理念のもと、安心・安全な医療を提供することを通し地域社会に貢献することを目標としてきました。
 平成14年には創立100周年記念事業を行い、同25年には社会医療法人と認定されました。これらは先人の努力のおかげですが、加えて地域の皆様の支えとお互いの信頼関係があったからこそと考えています。
 飯伊地方は全国でもトップレベルの健康長寿地域ですが、高齢者は複数の病気を持つことが多いので、総合的な医療・介護サービスの提供が求められます。それには医療に携わる多職種が連携することが大切ですが、当院の特徴であるチームワークを活かすことが出来ると考えます。在宅医療を含め地域の診療所とも積極的に連携をとり、地域全体の医療を支えます。
 急性期医療や専門性の高い医療へのニーズに対しまして、当院では、「人工関節・リハビリテーションセンター」、「傷の小さな外科手術」、「フットケア外来」、「病理外来」や「アレルギー性鼻炎に対する免疫療法」など、最先端の特色ある専門治療を展開しています。また5大 疾病の一つである精神疾患(うつや認知症)は当院が地域の中核を担い、「認知症疾患医療センター」を併設しています。
 医療には種々の期待や要望が寄せられますが、いざという時にこそ地域の皆様に信頼される組織であり続けるよう私たちは日々精進して参ります。

2019年(平成31年)4月1日
病院長 原 栄志

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