人工関節・リハビリテーションセンター
当院では2001年に膝関節および股関節疾患に人工関節手術を本格的に導入して以来、症例数が2023年に7000例を超えました。高齢化の進んだ当地域において、人工関節手術を受ける患者さんの平均年齢は70歳を超えており、最高年齢は96歳の女性が両膝手術をされ、リハビリテーションを行い無事に退院されました。
人工関節手術は膝関節、股関節の関節疾患で痛みに悩む患者さんに対する〝最後の切り札〟と言えます。2016年4月より病診連携をさらに円滑なものとし、安心で安全な医療を提供することを目的に人工関節・リハビリテーションセンターを開設しました。今まで以上に安心で安全な治療が行えるように、今後も努力していきたいと思います。
映像をご覧ください。
診療実績
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
---|---|---|---|---|---|
膝関節 | 319 | 334 | 349 | 306 | 390 |
股関節 | 141 | 135 | 175 | 139 | 186 |
合 計 | 460 | 469 | 524 | 445 | 583 |
手術の概要
当院では2005年から初回手術のほぼ全例で体の傷や負担を最小限に抑える最小侵襲手術(MIS)を行っています。麻酔は全身麻酔ではなく、より安全でリスクの少ない硬膜外・脊椎麻酔・催眠剤で行い、初回手術では1時間程度の手術を基本とし、患者さんは手術直後から疼痛が無く、しっかり会話のできる状態で病室に戻ります。午前中の手術患者さんでは、当日からリハビリテーションも可能です。また、手術手技・手術時間だけではなく、食事制限の緩和や手術後に装着するドレーン(管)を廃止するなど、入院期間中も最小侵襲を目指しております。
健康応援番組『「痛い」にせまる! 中高年のひざの痛み 』
鈴木 健太郎 医師が出演した健康応援番組『「痛い」にせまる! 中高年のひざの痛み 』を視聴できます。(画像をクリックしてください)
日本整形外科学会症例レジストリーへの参加
2020年4月より整形外科の運動器手術を受けられる患者さんの診療情報を日本整形外科学会のデータベースに登録させて頂いております。
当院では「オプトアウト方式」を採用しているため、登録対象の手術を受けた場合は、拒否のお申し出がない限りこの症例登録にご同意頂いたものとして登録をさせて頂きます。
詳しくはこちらをご覧ください。
診療スタッフ
4人の常勤医師で診療を行っております。3人は日本整形外科学専門医です。専門分野は膝関節・股関節、人工関節手術は鈴木健太郎(副院長・センター長)、中村幸男(整形外科部長)が担当し、人工関節手術においては助手・麻酔を矢嶋秀明(脊椎外科部長)が担当いたします。
鈴木 健太郎(副院長・センター長)皆様が健康で笑顔あふれる自立した生活ができるように、精一杯の治療をさせていただきます。膝や股関節などの関節疾患でお悩みの時は、お気軽にご相談ください。 Instagram |
|
矢嶋 秀明(脊椎外科 部長)専門は脊椎外科でございますが、人工関節の手術においては助手・麻酔を担当しております。 |
|
中村 幸男(整形外科 部長)日本人工関節学会 評議員/日本リウマチ学会 専門医・指導医・評議員 |
|
皆川 均(整形外科 医師)日本整形外科学会 整形外科専門医/日本整形外科学会 認定リウマチ医 |
受診方法
人工関節外来の診療日は、
午前:月~水・金曜日 <受付8時15分~11時> です。
予約や紹介状が無くても診察可能です。
学会出張等で休診日もありますので、電話で診察日の確認をお願いします。