外科

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呼吸器外科

呼吸器外科では肺がんを中心に、自然気胸などの良性肺疾患、侵襲的治療を必要とする呼吸器感染症の治療を行っています。外科ではありますが、検診や人間ドックのレントゲン検査で要精査となった方に対する胸部CT検査、さらに気管支鏡検査なども当科で行っており、肺がんと診断された方には、手術だけではなく、化学療法も含めた治療を行っています。当院には外来化学療法室も備わっており、通院での抗がん剤治療にも対応出来る体制を整えています。

過去5年間の肺がんの患者数は以下の通りです

  2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
新規患者数 11 26 40 27 31
手術患者数 3(0) 6(2) 12(1) 11(7) 7(6)

※手術患者数の( )内の数は胸腔鏡手術の件数

消化器外科

対象疾患は、胃癌・大腸癌・肝臓癌・膵癌・胆管癌などの悪性疾患から、胆嚢結石症・胆嚢炎・虫垂炎・鼠径ヘルニアなどの良性疾患まで多岐に渡ります。
手術は体にメスを入れる治療ですから、できれば避けたいと誰もが思います。しかしながら、手術を凌駕する他の治療法がない場合、できるだけ患者さんに負担の少ない、かつ効果の高い手術を心がけております。手術は治療の最終手段と考えております。
患者さんに負担の少ない手術という面から、最新の3D鏡視下手術システムを導入いたしました。これを用いた腹腔鏡下手術は、傷が小さく回復が早いため、患者さんに優しい手術と言われております。現在は虫垂切除術、胆嚢摘出術、大腸癌の一部の手術に行っておりますが、今後は胃癌の手術などにも適応を広げて参りたいと存じます。
悪性疾患に対して、化学療法も行っております。癌の治療はここ10年で随分と進歩しました。抗がん剤が効くようになったのです。化学療法と手術を上手に組み合わせて、癌の治癒を目指しております。また、外来化学療法センターの設置により、ご家庭で普段の生活を送って頂きながら、治療を続けることも可能となりました。

腹腔鏡下大腸切除術について

腹腔鏡下大腸切除術は、今までの開腹術のように大きくsurgery001お腹を切らずに、小さな傷だけで行う手術です。例えば、S状結腸や直腸の癌の場合、開腹手術ではおへそから恥骨まで約15-20cmにわたってお腹を縦に切りますが、腹腔鏡下手術ではおへそに3-4cm、右下腹部に1.2cm、他に0.5cmの傷を3箇所開けるだけになります(図1)。おへその傷からカメラをお腹の中に入れて、TVモニターでお腹の中を見ながら、他の傷から細長い鉗子を入れて、血管をしばったり、周りの組織との間を剥がしたりして取るべき腸をぶらぶらにします。ぶらぶらになった腸の一方をお腹の中で切って、おへその傷からその腸を取り出し、もう一方を切ることで、大腸を切除します。最後にお腹の中で腸と腸を吻合します(手術の様子:図2)。
この手術のメリットは、傷が小さいために痛みが少ないこと、そのために回復が早く、入院期間が短く済むことがあげられます。また、カメラの拡大視により、より細かい組織を見ながら安全な手術が可能になります。デメリットとしましては、手術時間が余計にかかることがあげられます。当院でも1年間で30例ほど腹腔鏡下手術を行いましたが、術後の痛み止めの使用回数が、開腹手術の患者さんが平均3.8回だったのに対し、腹腔鏡下手術の患者さんは1.1回でありました。手術時間は約1時間余計にかかりました。
このように患者さんのメリットが大きいことから、全国的には半数以上の大腸癌の患者さんに、腹腔鏡下手術が行われております。当院でも可能な限り、腹腔鏡下手術を行って参ります。
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手術実績

  2014年 2015年
胃がん 11 11
大腸がん 24 30
肝臓がん 5 2
膵胆道がん 1 4

手術成績

※いずれも他病死(他疾患で亡くなられた患者さん)を除外、最近6年間

5年生存率(%) StageⅠ StageⅡ StageⅢ StageⅣ
胃がん 100 100 30.4 9.1
大腸がん 100 94.1 74.8 0

 

乳腺・内分泌(甲状腺・副甲状腺)

当院外科外来では、乳腺・内分泌(甲状腺・副甲状腺)疾患の診療にも力を入れております。
触診、画像検査(超音波検査、X線撮影(マンモグラフィー)、必要に応じてCTやMRI、細胞診、組織診などによる診断を行い、治療方針を決定しています。

乳腺疾患、甲状腺疾患は女性に多い疾患です。その点を配慮しながら、診察・検査を行っています。女性医師が在籍しておりますのでお気軽にご相談ください。
もちろん、男性の患者さんも対象としておりますので、お気軽にご相談下さい。
ドッグや検診で異常所見を指摘された場合、まずご連絡下さい。
また、乳腺は表在の臓器であり、自分で気づく事のできる場所です。自己検診して気になることがあればまず一度いらして下さい。

乳がん検診は定期的に受けましょう。また、月1回は自己検診をしましょう。閉経前の方は毎月月経終了後4-5日目くらいが自己検診に適しています。

当外来で扱う疾患

乳腺腫瘍
 良悪性の鑑別(画像検査、細胞診、組織診)、良性腫瘍の経過観察・手術
 悪性腫瘍(乳がん)の手術、化学療法・ホルモン療法・分子標的薬投与、経過観察
女性化乳房
甲状腺腫瘍性病変
 良悪性の鑑別(画像検査、細胞診)、良性腫瘍の経過観察・手術
 悪性腫瘍(甲状腺がん)の手術、経過観察
副甲状腺腫瘍
副甲状腺機能亢進症

・乳がんの手術では、ICG蛍光法でのセンチネルリンパ節生検も積極的に行っております。
・乳がん術後の化学療法、ホルモン療法も行っております。

手術実績

    2014年度 2015年度 2016年度
乳腺
(局所麻酔手術含む)
良性   3 2
悪性 3 11 9
甲状腺 良性 1 1 5
悪性     2
副甲状腺   1 1

診療スタッフ

田中穂積

田中 穂積(外科部長)

専門領域
消化器外科・呼吸器外科
資格
日本外科学会 外科専門医/日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡指導医/日本がん治療認定医機構 がん治療認定医/日本医師会認定産業医/日本消化器外科学会/日本消化器内視鏡学会/日本呼吸器外科学会/日本肺癌学会/日本癌治療学会/日本臨床外科学会/日本胸部外科学会/日本内視鏡外科学会

森田誠市

森田 誠市(外科副部長)

専門領域
消化器外科
資格・所属学会
日本外科学会 外科専門医/日本消化器外科学会 消化器外科専門医/日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医/日本臨床外科学会

柴田祐充子

柴田 祐充子(外科医長)

専門領域
小児外科、一般外科
資格・所属学会
日本外科学会 外科専門医/日本小児外科学会 小児外科専門医/日本乳癌学会/日本臨床外科学会/日本内視鏡外科学会/日本腹部救急医学会/日本フットケア学会

診療日

毎週 火・木・金曜日 午前中
土曜日は要相談

問い合わせ先

当院外科外来(月~土曜日対応。電話でのお問い合わせは、できれば午後にお願いします。)

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