眼科

ganka

目は全身の病気(高血圧・糖尿病・血液疾患など)と深い関係があります。また、悪化してしまうと元に戻らない病気もありますので、日常生活の中で「おや?」と思うようなことがある場合や、現在の目の状態を知りたい・免許更新ができるかどうかなど心配なことやお困りのことがありましたら早めの受診をお勧めしますどんな病気でも早期発見・早期治療が大切です。

当科の特徴

午前中は通常の外来診療、午後は予約制で特殊検査・レーザー治療などを行っています。
当科では白内障手術を原則2泊3日の入院で行っています。手術日は月・木曜日で、当日午前中に入院していただき午後に手術、入院3日目の午前中まで術後の経過をみて退院となります。
白内障以外にも網膜硝子体疾患や小児の斜視などの入院手術、翼状片・成人の斜視・眼瞼内反(逆さまつげ)の手術や、近年増加している加齢黄斑変性などの疾患の進行を予防する血管内皮増殖因子阻害薬の硝子体注射を日帰り手術で行っています。
当科には網膜の詳細な診断や治療ができる機器やレーザーがあり、幅広い病気に対応できます。また、視能訓練士が子供の目に関する検査や訓練を行っています。子供さんの目で気になることがある場合もお気軽にご相談ください。

主な対象疾患

白内障、緑内障、網膜剥離、糖尿病網膜症、斜視、硝子体出血、黄斑円孔、網膜前膜、眼瞼下垂、翼状片 等

●白内障
眼球の中にある水晶体というレンズが加齢とともに濁る、一種の老化現象です。
目薬である程度の進行は予防できますが、進行すると矯正視力が出にくくなる(度の合った眼鏡をかけてもよく見えなくなる)ため、手術が必要になります。

●緑内障
眼からの情報を脳に伝える視神経が萎縮し、視野が狭くなっていく病気です。
40歳以上では20人に1人が緑内障を発症しているともいわれ、現在は日本の後天的失明原因第一位となっています。
萎縮は眼圧が視神経の強度に対し高い(眼の中を流れる房水の産生と流出のバランスが悪く、眼球内圧が上がる)ことにより起こりますので、眼圧を下げることが重要です。最近はいろいろな機序で眼圧を下げる目薬がありますので、以前に比べると薬のみで進行を予防できる方も多くなっていますが、薬物療法で下がらない場合は手術が必要になることもあります。
日本人には眼圧が正常範囲内(10~21mmHg)でも進行する正常眼圧緑内障が多く、注意が必要です。

●糖尿病網膜症
糖尿病合併症の一つで、緑内障に次ぐ後天性失明原因となっています。高血糖状態が続くことにより、網膜の細い血管にダメージが加わり、出血しやすくなったり、また一方では詰まりやすくなることで起こります。はじめは小さい出血に始まり徐々に血管閉塞をきたし、ついには新生血管や増殖膜が出現して最終的に失明に至ります。この病気の恐ろしいところは、かなり悪化するまで自覚症状が全くと言っても良いほどないことで、自覚的に見えづらくなった時にはすでに手遅れということにもなりかねません。しかし、適切な時期にレーザー治療を始めて病気の進行を食い止めれば、失明という最悪の事態を防ぎ視力を維持することが可能です。網膜症の発症率は糖尿病の罹患年数に比例し、10年で約6割の方に出るといわれています。また、現在の血糖値が落ち着いていても進行する場合があり、油断は禁物です。

●加齢黄斑変性
加齢とともに目の奥の網膜とその外側の脈絡膜の間のバリアがもろくなり、網膜の中心である黄斑部に脈絡膜側から新生血管が生えて視力が低下する病気です。食生活の欧米化なども関連しているのではないかと言われていますが、近年増加傾向です。将来はiPS細胞を使った治療も可能になるのではないかといわれていますが、現在は進行を予防するため、血管内皮増殖阻害薬(新生血管の発生を促進する血管内皮増殖因子の働きを抑える)の硝子体注射やレーザー治療などが行われています。

診療実績

  2012年 2013年 2014年 2015年
水晶体再建術 526 558 527 532
後発白内障手術 107 136 137 129
網膜光凝固術 35 29 36 30
硝子体茎顕微鏡下離断術 43 22 26 23
翼状片手術 25 21 14 16

診療スタッフ

医師2名、視能訓練士3名、看護スタッフ6名、受付2名で月曜日から土曜日まで診療しています。

浅井裕子

浅井 裕子(眼科部長)

専門領域
糖尿病網膜症・緑内障・白内障手術
資格・所属学会
日本眼科学会 眼科専門医、日本緑内障学会

鈴木健太郎

中澤 哲治(眼科医長)

専門領域
眼科領域全般
資格・所属学会
日本眼科学会 眼科専門医

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