理念・基本方針
看護部の理念
私たちは質の高い看護を提供します。
基本方針
1)対象者その人を尊重し、必要とされる看護を提供します。
2)地域、他部門と連携し、継続性のある看護を提供します。
3)安全で安心のできる療養環境を保ちます。
4)専門職業人として、知識・技術を磨き自己開発に努めます。
看護体制
当院では2018年より、チーム全員が教育に参加し育てていく「チーム支援型」教育を行っています。日ごろの相談は「チューター」が付きますので安心して聞いていただけます。日々の業務指導はチーム員が交代で指導に当たります。チーム内の教育担当者が進捗状況を評価し、教育計画を進めます。一人ひとりの成長の速度に合わせた指導体制をとりますので安心して現場教育を受けられます。
2023年度 看護部目標
〇業務負担を軽減し働きやすい職場環境をつくる
・部門間応援体制、複数部署勤務体制への取り組み
・入院時の記録類等の負担軽減
〇臨床実践能力を高める
・委員会内教育の充実(委員として必要な知識を得て部署内で指導役割が果たせる委員会関連資格制度への関心を高める)
〇感染予防策・感染症発生時の対応策を継続
〇身体抑制・身体拘束の削減に向けて(継続)
〇地域での求めに応じた病院機能の充実
・退院促進機能の充実(入院期間の長期化が予測される事例への初期の取り組み)
新型コロナウィルスのクラスターを多くの病棟が経験し診療体制にも大きな変化をもたらした。従来の病棟役割に増してコロナ感染の影響で負担が増した病棟も多く、疲弊した状況が続いた。感染対策で会話が減り、意思疎通が不足したまま「安心感」が欠けた状況で仕事を続ける現状が続いている。仕事以外での飲食の場も制限され「はけ口」がないのもストレスになる。入院制限、診療制限が頻発し医療収入への不安定さも心配材料となった。昨年度は離職率が高く特に、キャリア中期の看護師の離職が例年より多かった。今後の課題として、病棟での入院時の記録類の負担を軽減する事、必要な応援体制が客観的に読み取れるようにし適切な応援が出せるようにする事。部署間の応援が日常的にできる組織体制と「他部署」への関心が持てる組織風土をつくり、勤務の流動性を高め欠員体制を補う。
感染対策・身体抑制、拘束の削減、退院促進は従来からの課題を継続する。